若き日に購入した単品コンポの決定版Onkyo INTEC
オーディオに憧れながらもずっとラジカセのままで
過ごしてきた私は、20代後半になってオーディオの購入を決意。
とはいっても、まだ独身で寮住まい。決して広い部屋ではないし、
予算もそんなにあるわけではありません。
だから、超本格派!というようなオーディオは場所もとるし
お金も足らずで無理です。
だからといって、「コンポ」という名の、スピーカー以外が
一体になった既成品を買うのはイヤでした。
大阪・日本橋の電気屋街をねりあるきながら、
私はあるブランドに出会いました。
それが、OnkyoのINTECです。
カセットデッキ、アンプ、CDプレーヤー、チューナーなど、
単品をひとつずつそろえていく本格派オーディオの体裁を
とりながらも、コンポとしての安さも兼ねた製品でした。
要するに、高価格帯の「オーディオ層」のお客さんと、
低価格帯の「コンポ層」のお客さんの間の部分の客層を
ねらった商品だったのです。
オーディオとしての魅力や質感を充分に持っていて、
それでいてサイズもややコンパクトで、
当時の私にはベストマッチングと感じた商品でした。
私は、これを購入することに決めました。
INTECは、コンポのグレードとして、INTEC185、INTEC205、
そしてINTEC275というセットを用意していましたが、
単品でそれぞれ違ったグレードのパーツを買うこともできます。
そこが魅力であり、楽しみでもありました。
アンプはチューナーと一体のR-810M(S)、デッキはK-510M(S)、
そしてスピーカーはD-072Aを購入。
予算に合わせてそろえることができたのもよかったです。
そして、またお金ができた時に、サラウンドプロセッサーも
買おうと思いました。
狭い部屋であっても、いい音に包まれたいと思ったからです。
そうして購入したステレオが写真のものです。
もう20年になる代物です。
今回これを手放そうかと迷っているのです。
使わなくなって長いとはいえ、やはり思い入れがあります。
買ったその当時のワクワク感、サラウンドの重厚な音に
包まれた時の満足感・・・。
中学生の時になけなしのお小遣いで買ったラジカセとは
重低音、音質、余韻・・・、全てが違いました。
今でもアンプとサラウンドシステムはちゃんと動作します。
でも、使うあて、というか、置く場所すら今はないのです。
写真は、実家の押入れの中にあるものを久々に出してみて
積んでみた時のものです。
売る、あるいは手放すとなると、やはり未練が・・・。
このあと、また箱にしまい、
押し入れの奥に戻してしまいました・・・。
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